愛しいみなさま
ごきげんよう。
玉依でございます。
台風到来で賑わった前日、京都は、ご覧のような快晴で
汗ばむどころか、尋常ではないほどの汗となる35度でございました。
この日は、言霊旅では初となる、写経を入れた言霊旅です。
「日日是好日」
日々に起こることは、当たり前ではないことを
改めて感じとっていただくための京都旅。
プライベート言霊旅なので、今回は、仲良しのお二人のために出かけました。
Kさんは、このところ、気もそぞろ、元気がありませんでした。
そんなKさんのために名古屋に続き、天満宮樣を選び、下鴨神社で契約のお社を訪れ、
京都五山第三位の京都の中でも最古の禅寺、建仁寺を訪れました。
建仁寺は、土曜日でしたので本坊も海外の方も多く賑わっておりました。
こちらは、有名な「風神雷神図屏風」「雲龍図」
法堂には、見事な「双竜図」が天井いっぱいに描かれております。
建仁寺の中には、庭園が3箇所あり、そのいずれにも意味があり、
いずれも美しい、眺めていると心豊かになる庭園です。
方丈前の枯山水庭園。
白い砂が、雲海であり、雲海が広がる中に山々。
波打つ砂文様が美しいです。
広縁がぐるりと巡っておりますので自分の心地良い場所で
ゆったりと眺めることが出来ます。
この日、海外の方も多く、私達同様にゆったりと座っておりました。
他の庭園の写真がないのですが、苔の美しい「潮音庭」
特に有名なのが、宇宙を表しているとされる「◯△⬛︎乃庭」
「◯△⬛︎乃庭」ってどのように読むの?と思うでしょう?
そのまま、「まるさんかくしかくの庭」と読みます。
この意味は、実際に庭を訪れて感じてみてくださいませ。
100年に一度のスーパースターなんですよ〜。
と学芸員?の方が、熱心に説明してくださり、風神雷神の前で一枚パチリ。
時間があれば、何時間でも滞在したい場なのであります。
この日は、見所だけをさらっと。
プライベート言霊旅でありましても
1箇所にじっくり滞在しているよりもいくつかの場の体験をしたいであろうと
2〜3の寺社を巡るようにしていますが、そうした分、
じっくり浸透することが難しいこともあるやもしれません。
訪れる中で「この場所は時間をかけよう」とはしておりますが、
それでも、時間はいつも足りないものです。
建仁寺では、写経体験ができます。
お二人とも初めての写経を体験です。
写経道場と立て札がある後ろの部屋が、社協の場所で
こちらの写真の通りに戸は開け放たれております。
ですから、後ろを通る方々の「あっ!写経してる〜〜」と言う声がわんさか。
そうした雑音も耳に届かず、諸行無常、、、。
ただひたすら「無」になってお経をなぞらえます。
写経は、自己と向き合うために姿勢を正し、口を開かず(独り言も不可)
ただただ、書きなぞらえます。
般若心経を唱えることが出来る方であれば、そう難しくございません。
とにかく、暑い日でしたので
汗が尋常ではなくいほど流れ落ち、数年前に尼寺で修練を受けた時のことを
思い出しました。建仁寺を訪れたのも数年ぶり。
Kさん 初めての写経でニコニコです。
言霊旅では、その土地の物をいただくようにしています。
何百年と続いている歴史に触れる味覚に出会うことは、
一瞬でその時代を感じるようでとても楽しいものでございます。
今回、訪れたのは、下鴨神社から徒歩数分の場所にある
安政三年(1856年)創業の下鴨茶寮。
案内されたのは、写真からも風を感じるお席です。
9月9日の「重陽の節句」にちなんで。
秋の気配を感じて。
11月中旬にプライベート旅ではない言霊旅:京都寺院編を開催いたします。
春の金沢で桜を愛でました。
秋は、燃えるような紅葉を。
聖なる癒しの叡智は いつもあなたのそばに。
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